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水虫?と思って薬を塗っても効果がなければ病院へ

きれいな脚

一見、水虫だと思って薬を塗っても効果を感じられない、というケースもあります。そのような場合には、できるだけ速やかに病院に行くのが良いでしょう。なぜかというと、水虫と間違いやすい別の病気が隠れている可能性があるためです。

水虫と間違いやすい病気には、汗疱性湿疹が挙げられます。汗疱性湿疹とは、簡単に説明すると手足にできるあせものことで、あせもとは皮膚の中に汗が詰まってできる皮膚の炎症を指します。症状は、強いかゆみを伴い皮膚には小さな水疱ができ、水虫の水ぶくれタイプと間違えやすいのです。原因はいろいろありますが、金属、特にニッケルのアレルギーのある人にできることがあるため、パッチテストなどをして特定します。

また、接触皮膚炎にかかっている可能性もあります。接触皮膚炎はかぶれのことであり、かゆみが強いことや皮膚が赤くなり、ひどくなると皮膚がむけてびらんになり水虫と症状は似てきます。こちらは皮膚が刺激に負けて問題を引き起こすことが多いものです。主に細菌の感染によって、免疫反応の攻撃力で炎症が起きることもあります。また、細菌の感染以外にもアレルギー反応によってかぶれることも多いです。

皮膚カンジダも、白癬菌に感染した時と似ています。皮膚カンジダの原因であるカンジダ菌は真菌の一種であり、見分け方は水虫と比べても外から見るとほとんどありません。顕微鏡などで見て、そこではじめて白癬菌と区別されます。皮膚カンジダにかかっている場合、カーネステンという塗り薬が第一選択薬となります。カーネステンは、比較的即効性があり、1週間くらい使用することでかなり改善することが可能です。

ほかの水虫とそれ以外の病気の見分け方についてですが、手のひらだけにできるときには汗疱性湿疹を疑います。この場合、白癬菌は検出されません。また、水虫は足の甲までは拡がらないため、そこに水虫のようなものができる時には接触皮膚炎にかかっている可能性が高くなります。

水虫以外の病気が隠れている場合には、白癬菌以外の抗真菌薬や別の細菌を除去する薬剤などを使用して改善を目指します。もしも、かゆみの症状があったとしても、自己判断で決めて塗ることは、症状が進行してしまう可能性があるため危険です。外からでは見分けがつかない病変もありますので、最終的な見分け方は顕微鏡で調べて分かる、ということを留意しておいて、気になることがあった場合は病院に行きましょう。