• ホーム
  • 糖尿病の人は糖尿病足病変に注意、水虫に気を付けよう

糖尿病の人は糖尿病足病変に注意、水虫に気を付けよう

糖尿病には1型と2型があります。1型の場合は、インスリンを分泌する膵ランゲルハンス島のb細胞が破壊されることで、インスリンが分泌不足になり発症します。2型の場合は、体重増加をはじめ生活習慣や加齢、何らかの遺伝的素因により、インスリンの効きが悪くなって血糖が上昇することにより発症する病気です。成人世代のうち5人に1人が糖尿病にかかっているともいわれています。

糖尿病にかかっている人が気を付ける必要があるのは、合併症です。小さな傷をつくっても、免疫力の低下により治りが遅く重症化することがあるため、気を付けなければなりません。

さらに糖尿病の人は、水虫にも気を付ける必要があります。糖尿病と水虫とは、実は深く関係があり、糖尿病になると細菌や真菌類が繁殖しやすい環境になってサイトカインと呼ばれるインスリン分泌を邪魔する物質が発生します。サイトカインが多くなると、血糖値が普段より高い状態になりやすいのです。その結果、さまざまな合併症を引き起こし、最悪の場合は死に至るケースもあるため注意が必要です。

糖尿病にかかっている人は免疫力が落ちているため、水虫になっただけでもそこからカビが繁殖しやすくなります。水虫ができた足は、とても無防備な状態です。無防備であるということは、場合によっては重大な合併症を引き起こす可能性が高まる、ということです。

糖尿病の人がどうして足に病変を抱えるのかというと、足の血管が狭くなったり、神経の機能が弱くなってしまうなどの原因により、足に潰瘍ができたり、細菌や真菌の感染を起こしたりしやすくなるため、といわれています。

水虫といえども、かなり恐ろしい事態になることもあり足の変形やタコができるだけではなく、重症化すると壊疽を引き起こしてしまい、最悪の場合には足を切断してしまわなければならなくなる可能性があります。足の親指だけでも切断してしまうと、体の踏ん張りがきかなくなり、日常生活に支障を及ぼします。

壊疽とは、体の血流が流れていかなくなることにより機能せずに潰瘍などをつくりだしてしまう重い病気のことです。患部はただれて醜くなり、この状態になると切断しなければそこから細菌が入り込んで死に至ります。

患部が壊死してしまうほどの状態になると、神経にも障害を抱えているので気づかないうちに壊疽が進行してしまうこともあります。足の感覚が低下するのであれば、早めに受診をしておくことが重要です。糖尿病にかかっている人は水虫と関係ないと軽視せずに、できるだけの治療や予防策を講じる必要があるのです。